A PRIZE WINNER

特別功労賞(増淵健賞)

岡田裕 アルゴピクチャーズ

 岡田裕(ゆたか)は、1938年東京生まれの、映画プロデューサーであり、アルゴ・ピクチャーズの社長である。また日本映画製作者協会や映像事業協会組合の理事であり、映画製作者に与えられる賞である藤本賞や日本映画テレビ・プロデューサー協会賞の受賞者でもある。
プロデューサーとしての代表作は、「遠雷」「お葬式」「天と地と」「桜の園」「ターン」「蒼き狼 地の果て海尽きるまで」など数多い。
 早稲田大学第一政経学部を出て、日活に助監督として入社。日活ロマンポルノ時代のスタートとともに、新しい日本映画をつくるプロデューサーとして、「八月はエロスの匂い」「赤ちょうちん」「妹」「女地獄 森は濡れた」「桃尻娘」などを製作。ニュー・センチュリープロデューサーズ代表取締役を経て、アルゴプロジェクトを設立。1993年アルゴ・ピクチャーズと改称して、副社長から社長に就任。その間、「ヌードの夜」「シベリア超特急2」「火星のカノン」「福耳」「犬と歩けば」などを製作。「紀子の食卓」「ヨコハマメリー」「ポチの告白」「美代子阿佐ヶ谷気分」などを配給。「たまもの」「サンクチュアリ」「シルバー仮面」「孔雀」「たとえ世界が終っても」「靖国」などの宣伝をおこなっている。
日本映画の枠を越え、タブーに挑戦して、デメリットを逆手にとってメリット化させてしまう、といった果敢な作戦で作品を押し出す行動力は、最近の日本映画でひときわ目立っている。
( 白井佳夫 )