
ゴールデン・グローリー賞(水野晴郎賞)
筑波久子(ChakoVanleeuwen)
筑波久子は、慶應義塾女子高校時代に東宝ニューフェイスに合格するが家庭の反対で断念。慶應義塾大学法学部政治学科在学中、日活に第3期ニューフェイスとして入社。
「復讐は誰がやる」「肉体の反抗」「燃える肉体」などでヴァンプ役として売り出し、日本映画製作者協会新人賞を受賞している。「春泥尼」のヒロインを演じた他、「海女の岩礁」「影のない妖婦」「海底から来た女」などでグラマラスな肢体を生かした役で健闘。フリーとなって大映「男の銘柄」、東映「きさらぎ無双剣」などを経て、一時期日本映画界を引退。アメリカに渡って、コロンビア大学の聴講生となり心理学を専攻。工業デザイナーのマッツ・ヴァン・リューウェンと結婚し、チャコ・ヴァン・リューウェンの名で、カリフォルニア州に筑波プロを設立、映画プロデューサーとなる。
1971年「ヘイ・ベイビー THE SEX LIFE」に製作・監督・主演。78年に製作したジョー・ダンテ監督の「ピラニア」をヒットさせる。81年にジェームズ・キャメロン監督のデビュー作「殺人魚フライング・キラー」もプロデュースした。昨年暮には日本で彼女が主宰するIXフィルムグループパートナーズを主体に、ハリウッド映画「IX Destiny’s Warrior」の製作を発表。江戸時代に来日した西洋人の武器商人の眼から見た島原の乱を指導した天草四郎のことを描く、エンタテインメント大作になるらしい。日本人俳優やアメリカ人俳優共演の、アメリカ人監督による、日本撮影作品になる模様。
( 白井佳夫 )